(写真=PIXTA)
矢野経済研究所は8月17日、葬祭ビジネス市場に関する調査結果を発表した。発表によると、2013年の国内葬祭ビジネス市場規模は、事業者売上高ベースで前年比100.3%の1兆7593億円2100万円だった。
調査は2015年2月〜6月に実施した。葬儀式や会葬礼状、祖供養品、料理など、葬祭ビジネス関連事業者を調査した。専門研究員が直接面接や電話などで調べた。
発表資料によると、人口構成の変化で死亡者数は年々増加している一方で、葬儀規模の縮小や参入事業者間の価格競争の影響を受け、2013年の葬祭ビジネス市場規模は前年比で0.3%増と微増にとどまる結果となった。
また、矢野経済研究所によると、葬祭ビジネスは法的規制がなく、初期投資を必要としないことから新規参入が比較的容易であるため、ビジネスへの新規参入が全国規模で進んでいる。さらに「近年は、流通小売業、鉄道業、JA(農業協同組合)、生活協同組合などの異業種企業・団体の参入が活発化しており、参入事業者間の競争は激化している」という。(ZUU online 編集部)
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