味の素 <2802> は27日、人工甘味料アスパルテームの生産・販売事業を展開する子会社「欧州味の素甘味料社」(所在地・フランス)について、オランダのハイエットホールディング社に売却すると発表した。譲渡金額は1ユーロとしている。アスパルテームの生産の生産拠点を東海事業所(三重県)に集約し、甘味料事業の構造強化を図る。
味の素は、東海工場とフランスの欧州味の素甘味料社でアミノ酸系人工甘味料アスパルテームを生産し、世界80の国と地域で販売してきた。アスパルテームの市場規模は過去3年間で横ばいで推移しているが、2000年以降の新規参入で販売単価が下落し、採算性が悪化していた。
このため、仏工場での生産をやめ、東海工場に集約するとともに、付加価値を高めた製品展開を強化する。
欧州味の素甘味料社の株式売却により、特別損失が70億円程度発生する見込みだが、すでに今年5月に発表した連結業績予想に織り込んでいる。(ZUU online 編集部)
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