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(写真=PIXTA)

中国市場の大幅下落などを受けて日本市場も大幅な調整となりました。日経平均は今月の21日に600円近い下げとなり20,000円の大台を割り込むと、週明けの24日に900円近く下げ、続く25日も700円を超える下落となり、18日からの6日間で2,800円以上の下げとなりました。

その後、大きく反発した日経平均は週末まで3日続伸となり3日間で1,330円近い上昇をみせ、19,000円台を回復し、下げ幅の半分近くを取り戻す格好となりました。

このように日経平均が先週末に半値戻し近くまで切り返すなか、今回は主力銘柄を対象に18日以降の下げに対して堅調な戻りをみせるもの、反対に戻りが鈍いものをピックアップしてみました。

例えば中国での販売低迷が懸念されるアップル(AAPL)の代表的な関連銘柄として売られた村田製作所 <6981> は日経平均の下落(13.6%の下落)を上回る下げとなりましたが、先週末には下落幅の8割以上を戻す格好となっています。一方で同じく中国経済の失速懸念から売られたコマツ <6301> の戻りは3割弱に止まっています。

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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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