グーグル <NASDAQ:GOOG> とフランスの製薬企業サノフィ <NYSE:SNY> が糖尿病治療で提携することが8月31日分かった。パリに本社を置くサノフィは糖尿病治療の分野でリーダー的存在。投資額などは明らかになっていない。

グーグルのライフサイエンスチームの責任者であるアンディ・コンラッド氏は「患者の健康状態を継続的に、リアルタイムで監視する新しい技術によって、糖尿病をコントロールする先駆的で効果的な方法が見えている。サノフィとのコラボレーションで、糖尿病管理がよりシンプルで簡易なものになり、患者はQOL(Quality of Life、生活の質)を向上させられる」と語っている。今回の提携のパートナーであり、ハーバー大学メディカルスクールの関連機関、ジョスリン糖尿病センターのジョン・ブルックスCEOによると、研究中の技術や分析により血糖値を管理し、QOLを向上させ、合併症のリスクや治療のコストも下げられるという。

サノフィのリリースによれば、糖尿病患者は現在3億8,200万人おり、2030年までに5億9,200万人に増える見込みという。

グーグルは、ライフサイエンスの分野では過去にスマートコンタクトレンズの開発でノバルティスと、多発性硬化症の治療でバイオジェン(旧バイオジェン・アイデック) <NASDAQ:BIIB> とも提携している。(ZUU online 編集部)

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