パープルライン
(写真=プレスリリースより)

丸紅 <8002> と東芝 <6502> は7日、両社が出資する共同事業体を通じて受注したタイ・バンコク市の都市鉄道事業で、車両(2編成6両)を横浜市の大黒埠頭から初出荷したと発表した。今後、2016年1月までに全21編成63両を輸送する。

この鉄道事業は、バンコク市内のバンヤイからバンスーを結ぶ全長約23キロメートルの新規路線(パープルライン)。タイ国運輸交通局が日本政府の円借款を活用し、2016年の開通を目指して建設を進めている。同交通局から、タイの鉄道運営企業「バンコク・メトロ」が鉄道運営権やシステムの納入などを受託している。

丸紅と東芝は、「バンコク・メトロ」に対して鉄道システムの納入・建設を請け負っているタイ大手の建設会社チョーカンチャン社との間で、車両や信号・運行監視設備など鉄道主要システム一式を納入することで契約を締結している。このプロジェクトで納入する納入する鉄道車両は、東日本旅客鉄道グループの株式会社総合車両製作所が製造している。

開業は2016年8月を予定しており、丸紅と東芝は「日本の高品質の鉄道技術を提供することで、バンコクの交通問題の緩和や地域経済の発展に役立つよう、取り組んでいきます」としている。(ZUU online 編集部)

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