新しいロンドンオフィスを開設予定のフェイスブックが、トッテンナム・コート近くで開発中の複合モール「ワン・ラースボーン・スクウェア」を、15年契約でリースすることが決まった。英インデペンデント紙によると、2万1090平方mのオフィスの賃料は年間1700万ポンド(約32億円)だが、最初の30カ月は家賃が無料という、フェイスブックにとっては大変お得な契約だ。
現オフィスの従業員は200人、新オフィスは2000人は収容できるサイズ
リース契約について明らかにしたのは、同モールを開発している英不動産業者、グレート・ポートランド・エステイツ。元々2011年9月、同社が英ロイヤルメールから買収。3万8276平方 mという広大な総面積を利用して、多数の店舗、オフィス、アパートメントが合体した高級複合モールを、今年初頭から建設中である。
フェイスブック不動産部門の責任者、ロバート・クックソン氏によると、新しいロンドンオフィスは、技術者、デザイナー、アナリストなど、幅広い人材を育成するために向けて開設。「ウェストエンドの中心で、クオリティーの高い開発に打ち込める素晴らしいチャンスです。完成真近のクロスレールも見渡せるのですよ」とクックソン氏は語る。
新オフィスのサイズから推測すると、2000人前後の従業員を収容できるはずだが、ユーストンにある現在のオフィス(広さ1万3400平方 m)には、従業員数が200人しかいない。こうした事実を考えると、「大量新採用のチャンスがあるのかも?」という期待が高まる。
大型新オフィスの発表だけでも、フェイスブックの英国事業への力の入れようが十分に伝わってくるのだが、ロンドン南東にあるウェストミンスターでも、自治体が所有する1436平方mの物件も借り受ける予定だという。
フェイスブックの英国での具体的な戦略が非常に気になるところだ。(ZUU online 編集部)
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