電通 <4324> は15日、運用するコーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンド「電通ベンチャーズ」が、ソフト・ハード両面からスマートデバイスのクラウド連動を推進する「ネクストビット社」(本社・アメリカ)に出資したと発表した。

電通ベンチャーズは、未来をつくる野心的なスタートアップ企業への投資と、投資先との協業を通した電通グループのオープンイノベーションを実現するために、今年4月に設立したファンド。資金提供のみならず、電通グループならではの課題解決に向けたソリューションやリソースを提供することで事業や起業家を支援する仕組みという。

3号案件として、ネクストビット社への出資を決めた。ネクストビット社は、ユーザーが意識することなく音楽、動画、アプリ、写真などを大容量クラウドストレージに同期できるクラウドファースト・スマートフォン「Robin」を開発。「Robin」は米国時間の9月1日からクラウドファンディング・キャンペーンを開始し、当日中に目標額の50万ドルを大きく上回る資金を集め注目されている。

今後スマートデバイスが多様化していく中、クロスデバイスでの統合的かつリアルタイムなデータ連携などが重要になると予想。電通ベンチャーズは、ネクストビット社の革新的な技術で、将来的にはIoT時代の全く新しい形のクラウドサービスが実現されると期待している。今後、「Robin」の普及とともに、ネクストビット社による新しいビジネス開発を支援していく。 (ZUU online 編集部)

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