SIMフリースマホの販売が拡大している。2014年9月-15年8月の販売台数は、前年同期比で315.6%と市場は3倍以上に膨れ上がった。全国の主要家電量販店などの実売データを集計する「BCNランキング」で明らかになった。
スマホ市場はSIMフリースマホの好調に支えられ、4月以降2ケタ増が継続している。全体のメーカーシェアは依然アップルがダントツだが、ソニーモバイルコミュニケーションズがシェアを拡大する一方で、シャープの縮小が続いている。SIMフリーでは、台湾、韓国、中国の各メーカーがトップ3を占め、シェア1位はASUSで27.5%、2位がLGエレクトロニクスで24.4%、3位がファーウェイで23.5%だった。
スマホ市場に占めるSIMフリーの販売台数構成比も、14年8月は6.9%に過ぎなかったが、この8月には11.0%と1割台に広がっている。台湾メーカーのASUSが14年11月に本格参入すると日本市場は一気に活性化。スマホ全体に占めるSIMフリーの販売台数構成比は10月の4.2%から今年5月には16.0%まで拡大した。
スマホ市場全体とSIMフリーを機能面で比較すると、大画面化が先行しているのはSIMフリー。画面サイズ5インチ以上の販売台数構成比は、スマホ全体は41.9%にすぎないが、SIMフリーでは85.6%と大部分を占める。
一方、カメラの画素数は、スマホ全体では1500万画素以上が19.0%を占めるのに対し、SIMフリーにはそこまでの高画素数モデルがない。防水モデルも、スマホ全体が29.5%に対して、SIMフリーではわずか2.0%だ。(ZUU online 編集部)
【関連記事】
・「ランチパスポート」ブームの裏で再掲載断る飲食店が続出する理由
・11月4日上場へ!日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の上場を徹底解剖
・日本人大富豪ランキング トップ20の顔ぶれはこれだ!
・日経新聞/日経MJから、四季報まで全てネットで閲覧可?その意外な方法とは
・証券業界に革命?「独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)」に注目が集まる理由