ウェアラブルテックロゴ (写真=ZUU online編集部)

ビジネスモデルについても、チョウ・チャンウン氏は「アプリエコノミクスという2014年ごろから流行語のようになっている。アプリやプラットフォーム、エコシステムでの競争になっていくのが特徴だ。医療やヘルスケア、少子高齢化といった社会的な課題の解決にIoTを生かそうとしているのは日本と同じ」だと語る。

また、韓国では、IoTといえば「融合する・総合する・革新する」の3つが重要視されており、韓国政府や同国企業の戦略になっているだけではなく、同じ考えが一般にも広く浸透しているとのことだ。


恋人に狙い定めたウェアラブル端末も登場

続いて、講演では、韓国のウェアラブルデバイスメーカーのユニークな取り組みを紹介。韓国電子機器大手のLGなどの取り組みに言及し、独自色の強い製品の特徴などを併せて同氏は説明した。

lg_luxe_s (写真=プレスリリースより)

その一つが、韓国・LGが8月末に発表した「LG Watch Urbane Luxe」だ。23金のゴールドメッキを施した本体にワニ革バンドを取り付け、高級感を演出したスマートウォッチで、アメリカのジュエリーブランド「REEDS Jewelers」とのコラボレーションモデルとなっている。チョウ・チャンウン氏は「LGは最初の登場からデザインが優れていると話題になった。高級感があってファッションブランドに負けない存在感があっていい時計だと評価が高い」と韓国国内でLGに付与されている高い評価を紹介した。

ほかにも、韓国独自色の強いスマートウォッチがある。同氏は講演で、「すごくシンプルな形のものがあり、カップルで使うバンドがある。バンドだけの形で、カップルでつけるとお互いの気持ちをアイコンで伝えあうためだけのものだ」と、「SmartBand」について説明を披露した。