日経リサーチは5日、2015年の「人を活かす会社」調査の結果を公表した。人材の多様化や能力を引き出す環境づくりなどの取り組みを進める企業をランキング形式で評価するもので、総合首位は2年連続でソフト開発大手のSCSKとなった。小売業のイオンやセブン&アイ・ホールディングスが健闘した。
調査は日本経済新聞社、日経HR、日経リサーチの共同企画調査で、連結従業員数1000人以上の上場企業と非上場の有力企業を対象に2015年6月〜7月に実施。有効回答社数は454社だった。「職場環境・コミュニケーション」、「雇用・キャリア」、「育児・介護」、「ダイバーシティ経営」の4側面から総合得点を算出した。
1位のSCSKは評価を構成する4側面のうち、「職場環境・コミュニケーション」で1位になるなど、4側面全てでトップ10に入る高評価を得た。2位は昨年6位から浮上したTOTO。昨年2位の富士フイルムホールディングスを1ポイント弱の僅差で上回った。
また、昨年14位のセブン&アイ・ホールディングスが4位に、同じく昨年24位のイオンが5位に入るなど小売業の健闘も目立った。いずれも育児・介護面で高い評価を得た。6位は昨年20位の東京海上日動火災保険。7位はアサヒビール、8位はサントリーホールディングス、9位はネスレ日本、10位はダイキン工業だった。(ZUU online 編集部)
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