日立製作所 <6501> は5日、サウジアラビア王国での日立グループの事業拡大を目的に、日立製作所リヤド支店を日立プラントサウジアラビア社に統合して、日立サウジアラビア社として営業を開始したと発表した。営業やマーケティング機能を強化し、インフラ技術とITを組み合わせた「社会イノベーション事業」の拡大を目指す。

日立は2015年中期経営計画で、グローバル市場での社会イノベーション事業の展開に注力しており、15年度は海外売上高比率50%を目標にしている。中東湾岸諸国は、豊富な天然資源を背景に3~5%のGDP成長率を維持しており、中でもサウジアラビアは省エネ、水資源の確保、交通インフラ整備、通信インフラ、ヘルスケア分野への大規模な投資などが計画されている。

日立は1966年に同国で一般産業用機器や発電機などの事業を開始し、1978年にリヤドに駐在員事務所を開設。現在、サウジアラビアには現地企業との合弁会社で、主に圧縮機などの産業機械のメンテナンスサービス事業を行う「日立サイハチ社」、ガス絶縁開閉装置を主体とした電力流通事業を行う現地企業との合弁会社などを置いている。(ZUU online 編集部)

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