(写真=PIXTA)
3月期決算企業の上半期が先週で終了し、今月下旬から中間決算発表もスタートするなか中間決算の業績の観測報道も出始めています。
例えば3日の日本経済新聞では、米アップルのiPhoneなどスマートフォン向け中心に半導体製造装置の販売がアジアなどで好調なうえ、構造改革によるコスト削減効果も収益改善もあり、東京エレクトロン <8035> 2015年4-9月期の営業利益は550億円前後と前年同期に比べ約8割増えたもようで、従来予想を約15億円上回ると伝えています。
そこで今回はTOPIX100採用の3月期決算企業を対象に中間期決算での上振れ期待が大きい銘柄を取り上げてみました。
具体的には上期の営業利益のコンセンサス予想が会社予想を5%以上上回る銘柄をピックアップしました。そのなかには会社予想を1割以上上振れると期待されている銘柄も幾つかみられます。例えば大東建託 <1878> の上期の会社予想は減益の見通しとなっていますが、会社予想を17%近く上回るコンセンサス予想では増益が見込まれています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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