若い子育て世帯に人気
昨今の豊洲人気を支えているのは地方出身の若いファミリー層だ。なんといっても銀座に近く、ニューファミリー達は江東区や埋立地といったキーワードに特にネガティブイメージはない。それよりもウォーターフロントに開発されたタワーマンションで素晴らしい眺望を享受し、お洒落な街でのアーバンライフを楽しんでいるといったイメージだ。
豊洲の魅力として共通して出てくるのは、銀座に近いということ。自転車でも行くことができ、タクシーでも1500円程度の距離だ。東京メトロ有楽町線も他の地下鉄線と比べると比較的空いているため、通勤も快適だ。
また豊洲にはららぽーともあり、他の街からも買い物客を呼び寄せる力がある。休日は豊洲の住民が銀座に流出するだけではなく、豊洲へ買い物客が入ってくる街でもあるのだ。
住民が思うデメリットは「子供が多過ぎる」こと
若い世帯には特に支持を受けているエリアである分、デメリットもある。豊洲住民の意見の中で一番多いのは、子供が多すぎて子育てしにくいという点だ。
特に保育園については待機児童が多すぎて入園が難しい。また幼稚園にしても自宅近くには入れるかどうか分からないといった状況だ。小学校もマンモス校化している。団塊世代の子供時代くらいのイメージで子供があふれかえっているというのが現状だ。
ただし同年代の住人が多いというのは、どの分譲マンションでも同様の現象であり、その内、20年も経つと一気に子供が減ることも予想される。