印刷「コミケ出展するサークル・個人向け同人誌の印刷サービス」

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(写真=POPLS HPより)

東京ビッグサイトで毎年夏と冬に行われる同人誌即売会・コミックマーケット、通称コミケ。その会場で販売される同人誌の作成にひと役買っているのが印刷通販、インターネット印刷サービスだ。コミケ以外にも文学フリマなど同様のイベントは全国各地で、頻繁に行われている。

安く・早く・キレイな仕上がりを求めるユーザーたちの要望に応えるのは全国各地にある同人誌印刷所。かつては一般印刷を主要事業としていた印刷会社が、同人誌専門へと業態転換しているケースも多く見られる。商業誌の印刷部数が減り、また安いネット印刷業者が登場することで、一定のニーズがあるオタク向けの仕事に特化することで印刷会社も生き残りをはかっているのだ。

同人誌をつくる個人やサークルは、載せる内容については詳しくても印刷や製版は不慣れ。そこで原稿の入稿方法をウェブサイトで分かりやすく解説したり、データの確認・修正にきめ細かく対応したりすることで、印刷会社もリピーターを獲得しようとしている。

またキンコーズなどのショップも同人誌制作に欠かせない存在だ。全国の主要都市に拠点を置くキンコーズでは「得da値!製本パック」など同人誌の作成にマッチしたサービスを展開し、締め切り前に焦るサークル・個人のハートをつかもうとしている。


クリーニング 「コスプレ衣装のクリーニング・保管

クリーニング
レイヤーサポート(写真=HPより)

コミケ会場などで見かけるコスプレイヤーたちに着目したサービスがある。さまざまなキャラクターに扮する彼・彼女らの衣装をクリーニング・宅配・保管するサービスだ。

広島県福山市にあるハクスイクリーニングは、「レイヤーサポート」というサービスを行っている。コスプレ衣装やパーツのほか、靴・ブーツのクリーニングも手掛けている。ネットで注文をすると発送用伝票や問診票、発送用袋などの配送キットが送られてくるので、手順に沿うだけで簡単にクリーニングに出すことができる仕組み。

さらにありがたいのが、衣装保管サービス「レイヤークローゼット」。保管場所に困るコスプレイヤーたちのために、最大1年間衣装を保管してくれる。

ここで紹介したのは人気サービスのほんの一部。新しく開発されたサービスや商品は多数あるが、今回はリパッケージに着眼してみた。ゲームやアニメを楽しむのが一部特定の層ではなくなっている以上、これからもこうしたサービス・商品は生まれ、人気を集めるに違いない。(ZUU online 編集部)

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