大阪市にあるテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」を運営するユー・エス・ジェイは16日、チケットの不正な転売禁止を徹底すると発表した。転売が確認されたスタジオ・パスなどの各種チケットすべてを、11月1日入場分よりQRコードを無効化するなどの方法によって、パーク利用できなくする。

ユー・エス・ジェイはこれまでも転売行為に対して再三警告をしてきたが、転売行為の事態を重く見て、より実効性のある措置を講じ、転売禁止を徹底することにした。

発表によると、転売目的に買い占められたユニバーサル･スタジオ･ジャパンの各種チケットの総額は約10億円にのぼる。業者が転売のために発売された時点で大量に買い占めるため「買いたいチケットが買えない」「正規価格より不当に高い価格で取引されている」といった事態が多数発生しているという。来場者からも「子どもがせっかく楽しみにしていたアトラクションのエクスプレス・パスが、チケット業者と思われる者が大量購入し、2万~4万円もの値段で転売されている」、「エクスプレス・パスがインターネットに大量に出回って高騰している」などの意見が寄せられているという。

ユー・エス・ジェイは「企業の社会的責任において、今回の措置を講じることで不正転売の撲滅を目指し、消費者の不利益をなくしていく所存です」としている。（ZUU online 編集部）

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