投資のヒント
(写真=PIXTA)

中国人民元の切り下げやその後の中国株の大幅下落などを受けて日本市場も大きな調整となりました。一時17,000円を割り込んでいた日経平均は、米国での早期の利上げ観測の後退などを受けて持ち直し、昨日には中国景気減速懸念がやや後退したことや、ドル円が円安に振れたこともあって18,500円台を回復しました。

しかし、いまだにPER10倍割れでバリュエーション面で割安な位置にあるものも少なからずみられます。

そこで今回はTOPIX500採用銘柄を対象にコンセンサス予想の1株当たり利益(EPS)で計算した予想PERが10倍未満の銘柄を取り上げてみました。そしてそのなかでも今回は会社予想EPSで計算した予想PERは10倍以上ながら、コンセンサス予想のEPSで計算すると予想PERが10倍割れとなる隠れた割安銘柄をピックアップしてみました。

例えばトヨタ <7203> では会社予想ベースのPERは10倍強ですが、コンセンサス予想ベースの予想PERは9倍台となっています。

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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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