アカツキ――創業者はDeNA出身、成長率は驚異の2000%以上

首位のアカツキは設立5年目の若い会社だ。成長率は2106.4%と目を疑う数字になっている。2010年10月リリースのソーシャルゲーム「育てて☆マイガール」以降、当初はGREEやモバゲなどプラットフォーム経由で提供していた。

12年末頃からネイティブ(ダウンロード型アプリ)に転換、13年11月に配信を始めたサウザンド・メモリーズ(通称「千メモ」)はその後350万ダウンロードを超える大ヒットとなり、高成長の起爆剤になった。

DeNA出身の創業者、塩田元規CEOは「ゲームの力で世界に幸せを」をミッションに掲げてグローバル化を急ぐ。その視線の先にあるのは、AppleやGoogle、Facebookのような「世界を変え続ける会社」だという


弁護士ドットコム――有料サービス会員が1年で5割以上増加

今回、15位に初めてランクインした東証マザーズ上場企業、弁護士ドットコムは法律・税務相談などの専門領域をコンテンツとするポータルサイトの運営会社。「専門家をもっと身近に」を経営理念とし、一般個人でも、自由、気軽に相談できる環境を目指している。

ポータルサイト「弁護士ドットコム」の6月末時点の有料サービス会員数は5万2000人強と1年前から5割以上増え、9月には累計相談件数が38万件を超えたという。2016年3月期の業績は売上高が前期比57%増、経常利益は81%増と引き続き高成長を見込んでいる。


地盤ネットホールディングス――いま話題の地盤に関する情報を提供

20位の地盤ネットホールディングスは地盤調査や解析、補償サービスを提供する。50社のなかでは異色の存在だが、今回で4年連続のランクインを果たした。12年12月に東証マザーズに上場、今16年3月期も3割強の増益を見込むなど業績は好調だ。

最近の横浜の欠陥マンション問題では、住民が口をそろえて「そこまで分からなかった」と言うように、地盤に関する情報は供給者と住民の間で大きな格差がある。同社は情報格差は住生活全般に存在するとし、「住生活エージェント」として地盤分野以外のビジネスチャンスに向けて事業展開を図る考えだ。(ZUU online 編集部)

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