今後の動向は

ガンホー社の今後の業績について、強力な稼ぎ時である12月〜1月を含まない4月〜6月の予測としては、恐らく売上高は維持または減少すると考えられます。海外展開のパズドラは日本と比較してそこまでの伸びを見せていない中で今後更に伸び続けるとは考えづらく、また新規タイトル含む他のソーシャルゲームもパズドラの売上と比較すると大きくはないため、パズドラが伸びなければ売上が伸びない「パズドラ依存」の状態は続いていると考えられます。 ただ前年比では伸び続けている状況は変わらず、かつゲーム開発力が強いガンホー社は、引き続き注目するべき銘柄と言えるのではないでしょうか。

また、市場全体を見渡すと今も成長を続けている優良銘柄もあり、かつ新規IPOも続く業界ではあるため、今後もこの業界には注目です。但し、伸び続けるアプリマーケットに対応できている企業、遅れている企業で明暗が分かれつつある状況にあるため、ここでは対応できている、または対応が期待できる ソーシャルゲーム業界の優良銘柄を紹介したいと思います。


類似銘柄一覧

コロプラ(3668) : 『魔法使いと黒猫のウィズ』『蒼の三国志』等、月間数億以上のゲームを安定的に供給
セガサミーホールディングス(6460) :『チェインクロニクル』『ぷよぷよクエスト』等ランキング常連のゲームを多数保有
enish(3667) :2009年設立、ブラウザソーシャルゲームが安定した伸びを見せており、今後アプリマーケットにも本格参入
クルーズ(2138) :アプリマーケットではまだ未実績に近いものの、mobageやGREEで高い実績を誇る、EC事業もあり安定した売上推移
ドリコム(3793) :話題を集めた『フルボッコヒーローズ』に続き、配信20日で200万DLを記録した『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ』や『ONE PIECE(仮)』等メガIPゲームを手がけ売上は上向き
ケイブ(3760) :新作をリリースした昨年末には 株価が急上昇、今後もヒットゲームを生み出す可能性が高い
バンダイナムコ(7832) :ガンダムシリーズ,THE IDOLM@STERなどメガIPを保有 、mobageやGREEでのブラウザソーシャルゲームで大成功しており、アプリマーケットでもメガIPを武器にヒットゲームが出る可能性が高い
カプコン(9697) :バイオハザード,モンスターハンターなどの人気ゲームを展開、メガゲームIPホルダーであるため上記バンダイナムコと同じ戦略でアプリ市場での巻き返しの可能性あり

その他現状は未上場ですが、海外含めアプリマーケットで着実に売上を伸ばしている『ブレイブフロンティア』を展開するAlimの親会社であるgumi、年間20億円以上を叩き出すヒットゲーム『単車の虎』を手がけるDonutsやスーパーアプリ等は、引き続き上場の可能性が高いので注目するべきでしょう。