財務省は1日、2015年7〜9月期の法人企業統計調査を発表した。金融業、保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比11.2%増の10兆4937億円だった。増加は10四半期連続。

金融業と保険業を除く全産業の設備投資額のうち、製造業は12.6%増、非製造業は10.4%増だった。製造業では金属製品、はん用機械などで減少したものの、輸送用機械、情報通信機械、電気機械などで増加。非製造業では物品賃貸業、建設業、電気業などで増加した。

金融業と保険業を除く全産業の売上高は前年同期比0.1%増の328兆2391億円。業種別では、製造業は前年同期と比べて横ばい。輸送用機械、電気機械、はん用機械などで増収となったものの、石油・石炭、鉄鋼、化学などは減収となった。非製造業は卸売業、小売業、運輸業、郵便業、電気業などで減収となったものの、情報通信業、サービス業、建設業などで増収となったことから、非製造業全体では0.1%増となった。

経常利益は前年同期比9.0%増の15兆2272億円だった。製造業が0.7%減、非製造業は15.2%増だった。 (ZUU online 編集部)

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