(写真=PIXTA)
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当時の野田佳彦首相による衆院の解散表明で2012年11月に始まったアベノミクス相場も先月で3年が経過しました。この間に日経平均は日銀の大規模な金融緩和やそれによる円安もあって2倍強に値上がりしましたが、この上昇をリードしたのが外国人投資家の買いです。

外国人投資家は今年こそ売り越しとなっていますが、2013年と2012年は大きく日本株を買い越しています。そこで今回はこのアベノミクス相場で外国人持ち株比率が大きく上昇した銘柄を取り上げてみました。

具体的にはアベノミクス相場がスタートする前の2012年9月末と2015年9月末の外国人持ち株比率を比較して、外国人持ち株比率が15ポイント以上上昇した銘柄をピックアップしてみました。

例えば日本取引所グループ <8697> では2012年9月末に17%だった外国人持ち株比率がこの9月末に26ポイント上昇し46%となっています。また、業績の回復傾向が鮮明となってきたソニー <6758> も22ポイント近く外国人持ち株比率がアップしています。

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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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