(写真=Getty Images)
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「来年活躍が期待できる男性アスリート」第1位

2015年12月21日、博報堂DYメディアパートナーズは、アスリートの総合的なイメージを測定する「アスリートイメージ評価調査」2015年総括特別編の結果を発表した。

「来年活躍が期待できる」男性アスリートのランキングでは、錦織圭や五郎丸歩を押しのけて羽生選手が第1位となった。また、項目別のアスリートイメージ評価でも、「爽やかなアスリート」、「テクニックがあるアスリート」、「常にチャレンジ精神を持ち続けている」アスリート」、「勢いを感じる」アスリートの4項目で、羽生選手が第1位を獲得した。

羽生選手のアスリートとしての高いブランドイメージは、経済効果にもつながる。2015年12月25日~27日、「全日本フィギュアスケート選手権2015」が札幌で開催される。年内最後の「舞」を前に、経済効果を振り返ろう。

高級イヤホン専門店に女性客が殺到

経済効果で最近話題になった例が、演技直前に音楽を聴くのに使っている高級イヤホンだ。羽生選手は2014年の夏に、耳型を取って作るオーダーメイドの高級イヤホン(15万円以上)を、秋葉原のイヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」で購入したという。

そのことが、ファンの間で広く知られるようになり、「e☆イヤホン」を訪れる客層は、大半が男性客だったのが、数年前から女性客が増え始め、今では全体の2割ぐらいを女性客が占めるようになったという。

羽生選手本人が、演技直前にONE OK ROCK(ワンオクロック)の「キミシダイ列車」と「完全感覚Dreamer」を聞いていたことを語ると、“ワンオク”の知名度も急激に上昇している。

キシリトールガムのキャンペーン

羽生選手がCMに出演している、ロッテのキシリトールガムにも、大きな経済効果が及んでいる。例えば、2015年5月19日より、ロッテのキシリトールガム3本でクリアファイル1枚がプレゼントされるキャンペーンが始まると、全国のコンビニエンスストアに羽生ファンが殺到する事態となった。

その後、2015年10月20日よりテレビでオンエアされた、ロッテのキシリトールガムの新CM「ホワイトしてる」篇では、羽生のあどけない笑顔と優雅なダンスに、全国のファンが釘付けとなった。羽生自身は「商品のキャッチコピーでもある、”輝く笑顔”を表現しようと一生懸命頑張った」とコメントしている。

羽生選手が出場する時は「あの色」花の需要が伸びる

さらに、フィギュアの季節に欠かせないのが、演技終了後、スケートリンクに投げ込まれるプレゼントの花だ。

日本スケート連盟は、花の会場販売を、すべて宮田花店(東京都文京区)一社に委託している。羽生選手のイメージカラーは青なので、羽生選手が出場する大会では、青い花が大量に売れるという。

重量の軽い花をスケートリンクに上手に投げ入れるのは容易でない。万一、客席に落ちれば、観客から苦情が来るし、花びらがスケートリンク内に散らかると、氷上で固まってしまい、選手の演技に影響が出ることもある。「花を投げ入れる」ことが「花を添える」ことになるように作るのが、宮田花店の特徴だ

そこで、花束の口はリボンではなく、テープで結ぶ。リボンは、投げた時にヒラヒラするように貼り付ける。会場に卸している花は、全部で4種類あり、リンクに投げ込む花は、普通のものと、金メダルを意識したゴールドのものの2種類あるという。

中国の世界選手権でも目立った「あの」ぬいぐるみ

海外のスケートリンクでは、演技終了後、花よりもプレゼントをスケートリンクに投げ入れることが多い。2015年3月23日~29日、中国・上海で行われたフィギュアスケート世界選手権大会では、羽生選手がいつも試合会場に持ち込むくまのプーさんのぬいぐるみが大量に投げ入れられ、地元メディアでも話題になった。

中国、ロシア、カナダなど、海外における羽生選手の人気もうなぎ上りだ。海外のテレビ中継を見ていても、現地のファンの熱狂ぶりが伝わってくるだろう。また、日本国内で開催される大会でも、外国人ファンの姿が目立つ。

絶大なインバウンドマーケティングへの貢献

羽生選手は、2013年7月1日、ANAと所属契約を締結し、現在、ANAの所属選手として各大会に出場している。ANAも、海外渡航の際の輸送協力など、その活動を全面的にバックアップしている。

ANAにとっては、羽生選手が、訪日観光のインバウンドマーケティングを支援する「アンバサダー」的役割を果たしている。羽生選手自身は、ソーシャルメディアによる情報発信を積極的にやっていないが、Facebook、Twitter、Weiboなど、海外のSNS上には、羽生ファンのコミュニティがいくつも出来上がっている。今後は、バイラルマーケティングを介した持続的な経済効果にも期待したい。(ZUU online 編集部)

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