(写真=Thinkstock/Getty Images)
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仮想通貨情報サイト、コインデスクは5つの重要な追加情報を加えることで、再度昨年から今年の動きを改めて見直している。メジャー通貨という位置づけにはいまだ程遠いが、ユーザー数はゆっくりと確実に増加中だ。昨年のビットコイン・ウォレットのユーザー数は、2014年の740万から1276万と58%の伸びを見せ、ビットコイン対応のATM342台から536台へ、取引数は5割も増している。

数字の伸びが急激な需要の高まりを保障するというわけではないが、「近い将来ビットコインが消滅する」という一部の予言を覆すには十分だろう。

オルトコインの多くが屑同様に

現在までに1000種類以上のオルトコイン(ビットコインの代用となる仮想通貨)が発行されているが、そのうち400種類以上は時価総額が報告されていない“屑コイン”と化してしまったようだ。

しかしライトコイン、リップル、イーサリアムといった「大物」の時価総額(67億5726万ドル/約8110億7391万円)が2014年、2015年と平行線であったことから、オルタナティブ・パブリック・ブロックチェーンからビットコイン・プロトコルまで、幅広い利用に世間の関心が集まっていることが分かる。

ドージコイン、ピアーコイン、ダッシュなどの価値は上がっているが、一般ユーザーの需要によるものか熟練トレーダーが仕掛けた工作か、現時点では明確になっていない。

2016年に解決策を要する問題点

Visaが1秒間に2000件の取引を完了させるのに対し、3~7件が限界のビットコイン。ブロックチェーン決済の需要が高まるにつれ、深刻な問題点としてメディアにも報じられている。

現時点ではビットコイン・ブロックの容量を2MBまで増やす「ビットコイン・クラッシック」や、ビットコインを最適化して容量を増やす「セグレゲーティッド・ウィットネス」などが解決策としてリリースされている。

「プライバシーの改善」も、今年焦点となることが予想されるもう1つの問題点だろう。

高ボラティリティで活気づくビットコイン市場

ビットコインはメトリクス次第でボラティリティ(変動率)が著しく高くなったり低くなったりする。

ビットコイン・ウォレットの発表では、2015年のボラティリティは21%落ち込んだことになっているが、ピーク時の変動率を2014年の第4四半期と比較すると、96%に跳ね上がっている。

2015年の1年間だけでも第1四半期と第4四半期の差は4倍と、ボラティリティが不安定で予想できないゆえに、リスクとスリルに惹かれるマイナーも多い。

マイナープールの巨大化

複数のマイナー(発掘者)による共同発掘作業「プール・マイニング」。ビットコインの値崩れに耐え切れず消滅したGハッシュのようなプールもあれば、ハッシュ力の25%を有する2大プール(「アントプール」と「F2プール」)のように、昨年の成長率が2%から50%と驚異的な伸びを見せたプールもある。

また小規模なプールのハッシュ力所有率が11%から1%まで著しく低下している一方で、2大プールに続けとばかりに複数のプールが勢力を伸ばしている。

しかし分散化がビットコイン哲学の中核であることを考慮すると、こうしたプールの巨大化現象をネットワークの脅威と見なすマイナーも出てきているなど、今後ソロマイナー(単独の採掘者)にとっては厳しい状況になるかもしれない。(ZUU online 編集部)

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