(写真=PIXTA)
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先月からスタートした3月期決算企業の第3四半期決算発表も終盤にさしかかっていますが、一足早く1月中に決算を発表した企業ではアナリストによる目標株価の見直しもある程度進んでいると思われます。

そこで今回は1月中に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をチェックしてみました。

そして今回は特に業績予想の上方修正があった銘柄で、目標株価の引き上げがあったものをピックアップしています。

そのなかで特に目標株価の引き上げが目立つのが通期の営業利益をコンセンサス予想を上回る315億円に上方修正したSCSK <9719> で、決算後に4社が目標株価を引き上げています。また、決算発表の翌日に株価が15%近い上昇をみせた小糸製作所 <7276> でも業績予想の上方修正を行った決算後に2社が目標株価を引き上げています。

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もう一つのヒント

◆明日の主な決算発表スケジュール

3月決算企業の第3四半期決算発表も終盤にさしかかってきましたが、今週もまだまだ決算発表は続きます。明日も大手ゼネコンや東レ <3402> 、ダイキン <6367> 、住友不動産 <8830> などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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