世界最大級の投資銀行であるゴールドマン・サックスでは、強い買い推奨のリストとして『コンビクションリスト』と言うレーティングを定めています。詳しい定義は、『同リストに採用した時点から12ヵ月において約15~20%以上の絶対的なトータル・リターンが期待できる銘柄』を指し、同リスト採用銘柄にはアウトパフォーム(運用成績が一定指標を上回る)のレーティングが付与された銘柄のみが選定されます。
現状、ゴールドマン・サックスが以下の銘柄をコンビクションリスト(買い推奨)に含めています。
イオンモール<8905.T>
日本精工<6471.T>
スギホールディングス<7649.T>
ニトリホールディングス<9843.T>
日本電産<6594.T>
フジクラ<5803.T>
ヤフー<4689.T>
アルプス電気<6770.T>
三井住友HD<8316.T>
ダイキン<6367.T>
横河電機<6841.T>
※銘柄名の後の4桁数字は銘柄コードを表す
まず、ゴールドマン・サックスによる各銘柄の買い推奨理由を簡潔に見ていきます。
イオンモール<8905.T>
現株価は29%の賃貸料減少を盛り込んでいるが、モール売上の消費税増税後の反動が軽微に留まれば、株価反転が期待でき割安と判断しています。
日本精工<6471.T>
自動車業界主導の利益成長にもかかわらず、為替変動に伴う株価下落で割安と判断しています。
スギホールディングス<7649.T>
会社計画が保守的過ぎ、調剤事業の収益改善による粗利改善期待から、株価が調整すれば買い増しの好機と判断しています。
ニトリホールディングス<9843.T>
商品の付加価値化と為替予約により円安リスクをヘッジ済みから、収益が上ぶれる可能性が高いとしています。