(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

先月からスタートした3月期決算企業の第3四半期決算発表も終盤にさしかかっていますが、一足早く1月中に決算を発表した企業ではアナリストによる目標株価の見直しもある程度進んでいると思われます。

こうしたなか先日の投資のヒントでは業績予想の上方修正を行った銘柄で目標株価の引き上げがあったものを1月中に決算を発表した銘柄のなかから取り上げましたが、今回は業績予想を据え置いたにも関わらず目標株価の引き上げがあった銘柄をチェックしてみました。

そのなかから今回は複数の目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象にピックアップしています。

特に目標株価の引き上げが目立ったのが東京エレクトロン <8035> で決算後に5社と多くの証券会社が目標株価を引き上げています。そのほか大東建託 <1878> やNTTドコモ <9437> でも4社が目標株価を引き上げています。

hint2-10

もう一つのヒント

3月決算企業の第3四半期決算発表も終盤で、休場明けの12日で決算発表もほぼ一巡となります。12日は日本郵政グループ3社や、大手生損保、さらに三井不動産 <8801> などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク】
当面の相場見通しと3つの「逆転」
資金の逃避先として検討できる銘柄(2)サービス業
雇用統計は労働市場のさらなる改善を示す
原油価格動向やイエレン議長の議会証言を見極める展開に
中国株 調整一巡感で春節の前に下げ渋りか