「国際イノベーションに影響を持つ国ランキング」が発表され、調査対象の56の国と地域の中で、日本が14位であることが分かった。1位から順にフィンランド、スウェーデン、イギリスとなっている。隣国では韓国が21位、中国は44位だった。
この調査は米シンクタンクのITIF(Information Technology and Innovation Foundation)が行ったもの。各国の経済、貿易政策が国際的なイノベーションにどれだけ貢献しているか、また足かせとなっているかを反映した27の要素を基にランキングは制作された。
シンガポール、韓国、フィンランドが「国際イノベーションへの貢献度が高い政策」では最高スコアを記録している一方で、インド、中国、タイは「国際イノベーションへの足かせが最も多い国」として挙げらている。
レポートでは、日本の学生一人あたりの公的教育支出が$8,585で一番多いノルウェー($18,218)の半分以下となっており、学生へのサポートが課題となっている。
韓国はイノベーションへの貢献度では2位と高いが、足かせのスコアでは42位となっており、良い環境もあるが同時にイノベーションを阻む足かせも多い環境であることが分かる。
10位のアメリカはイノベーションへの足かせが少ないが、他国に比べると貢献度も低い。44位の中国はイノベーションにとって大きな妨害となる政策が非常に多いと評価されている。
小規模国家がランク上位の傾向
1位 フィンランド
2位 スウェーデン
3位 英国
4位 シンガポール
5位 オランダ
6位 デンマーク
7位 ベルギー
8位 アイルランド
9位 オーストリア
10位 米国
11位 フランス
12位 ドイツ
13位 ノルウェー
14位 日本
15位 台湾
16位 スロベニア
17位 ポルトガル
18位 エストニア
19位 アイスランド
20位 スイス
21位 韓国
22位 オーストラリア
23位 イスラエル
24位 スペイン
25位 カナダ
26位 チェコ
27位 ハンガリー
28位 ニュージーランド
29位 香港
30位 南アフリカ
(ZUU online 編集部)