本日の日本経済新聞によると株式市場で2016年度の業績見通しをにらみ投資家が銘柄の選別を進めているとのことです。
全体では予想を下方修正するケースが多く、市場では来期業績への警戒も強まっているものの、世界景気の減速懸念から不安定な相場が続くなか、25日は証券会社のアナリストが来期の利益予想を引き上げた企業に買いが集まったと伝えています。
そこで今回は来期の営業利益のコンセンサス予想が1カ月前と比べて5%以上上昇している銘柄をピックアップしてみました。
そのなかでもコンセンサス予想の上昇が目立つのが小野薬品工業 <4528> やTDK <6762> で、この1カ月で2割以上も来期のコンセンサス予想が上昇しています。また、レンゴー <3941> やニコン <7731> でも15%余り来期のコンセンサス予想が上昇しています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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