クラウドファンディングの3つの種類

同じクラウドファンディングでも、その起案から成立に至る形式にはいろいろなタイプがあります。そのなかで支援者が受け取る報酬のタイプには、大きく分けて「寄付型」「投資型」「購入型」の3種類があります。

「寄付型」では、支援者は報酬を受け取りません。被災地支援などのチャリティ関係のプロジェクトに多く用いられます。

出資に対する経済的な報酬があるのが「投資型」です。その経済的報酬にもいくつか種類があり、配当や利子などの金銭で受け取るタイプのほか、近年では出資した未上場会社から株式を受け取るようなものもあります。

最後に、日本で一般的なのが「購入型」です。プロジェクトの支援者は、金銭以外のモノやサービスを見返りに受け取ります。実質的には、支援者は代金を先払いしてモノやサービスを購入している形になることが多いです。

代表的なクラウドファンディングサービス

世界的なクラウドファンディングのサービスとして有名なのは、アメリカの「Kickstarter」と「Indiegogo」です。「Kickstarter」の公式サイトによると、2009年のサービス開始以来、1,100万人の支援者が総額25億ドル以上を出資し、11万件以上のプロジェクトが資金集めに成功しました(2016年8月16日時点)。

「Indiegogo」でも、2008年の設立から2016年8月までの間に9億5,000万ドル以上がさまざまなプロジェクトに投資されています。例えば、「Flow Hive」という商品が1,200万ドル以上を集めたことが話題になりました。この商品は、蜂の巣を開けることなくノズルをひねるだけで蜂蜜を直接採取できるという、養蜂家にとって夢のような商品でした。

日本国内では、2011年に開始した「READYFOR」というサービスが有名です。「学校を作る」など、社会性の強いプロジェクトが多いのが特徴です。また、同じく国内の「CAMPFIRE」というサービスは、堀江貴文氏をはじめ、有名人発信のプロジェクトが多いのが特徴で、比較的若い層に利用されています。

クラウドファンディングのサービスを提供する主体は日本国内だけでも100を超えているといわれ、注目は日々高まっているといえそうです。 (提供: お金のキャンパス

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