社内恋愛に関する複数のアンケートで、20代女性の7割が社内恋愛をしてもいいと考えていることが分かった。女性たちはどうやってその恋を成就させるのだろうか。成就させた女性たちの共通点を探ってみた。

メーカー・金融・アパレルは意欲的

特に前向きなのはメーカー系・金融系・アパレル系の女性たちだ。平日は会社と自宅の往復という生活からなのか、なかなか外部での出会いがなく社内に目が向く傾向にあるようだ。

出会いの場といえば、昨今の合コン事情はだいぶ変化している。20代女性の約7割が「合コン経験なし」と答えているのだ。参加経験があっても、合コンがきっかけで男性と付き合ったことがあると答えた割合も3割にとどまる。確実に合コンで理想の相手を見つけるのは難しいため、女性たちは出会いを近場の社内に求めるのかもしれない。

社内恋愛の対象となる男性についても惹かれるポイントがあるようだ。上位に上がっているのは、「性格が良い・仕事ができる・気づかいができる」など男性の外面よりも内面に目が向いているようだ。

成就させた女性たちの共通点とは

社内恋愛についてネットで検索すると、今年に入って配信された記事が多いことが分かる。例えば「社内恋愛を攻略!最適なタイミングとアプローチ方法」や「入社1年目 素敵な社内恋愛の始め方」(ともに一部改変)といったタイトルが並ぶ。いくつかの記事から成功させてきた女性たちがどうアプローチして、“オトシた”のかを見ていこう。

◎ 繰り返し接して「単純接触効果」を狙う

最初は目当ての男性にとって気になる存在になる必要がある。繰り返し接して、好感度や印象を高める「単純接触効果」を使って挨拶をするなど、相手に意識してもらう下地を作る。

◎ 何かをしてあげてお返しを狙う「返報性の原理」

「返報性の原理」を使ったアプローチもある。これは人から何かをしてもらうと、それにお返しをしなくてはと考える心理のことだ。例えば、仕事を手伝ってもらってお返しにお菓子をあげたり、食事に誘ったりという形で、仕事自体だけでない接点を作り距離を縮めるのだ。

◎ 共有の冷蔵庫を使っておすそ分け

他にも直接的な接点を持つだけでなく、共用の冷蔵庫を使っておみやげをおすそ分けをするなど、社内ならではのアプローチも存在するようだ。

◎ 達成感を一緒に味わう「戦友体験効果」を狙う

社内恋愛では、相手の仕事ぶりを見られる。部や課など一緒に仕事をする環境で、自分自身の頑張りを見てもらえることは恋を深めるうえで効果的だ。達成感を一緒に味わうことを「戦友体験効果」と言い、チームでプロジェクトを成功させる、共通の営業の数字に向かって動くなど目的を共有すると距離は近くだろう。

◎ 落ち込んだ彼を言葉で慰めるのではなく……

仕事で失敗して落ち込んでいる時に、理解することができるのも職場内ならではだ。言葉にして慰めるのではなく、そっとフォローしてくれる女性がいたら、見る目が変わるということがあるだろう。

デメリットを超える安心感

社内恋愛のデメリットとして、破局した時の気まずさは相手が社外にいる場合よりも感じるだろう。これは、好きな同僚に告白して成就しなかった時も同じだ。社内で堂々と付き合えない場合、交際を隠す言動によっては、気持ちのすれ違いも起きやすい。共有する時間が多いからといって、安易なものでは決してないのだ。

それでも女性たちの出会いの場は近場、ひいては社内に移っている。将来の不安などを考えれば、確率の低い出会いには賭けないということだろう。ゆとり世代・さとり世代に限らず社内は女性たちの狩り場と化しているようだ。(ZUU online編集部)

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