8位 アストンマーチン ONE-77「77台だけの限定生産」 355km/h

モデル名にもあるように、世界で77台の限定生産となっているモデル。2009年から生産が開始され、2012年に販売終了となった。

搭載エンジンは7300㏄のV型12気筒で、最高出力は559kWを発揮する。フロントミッドシップのエンジンで後輪を駆動し、6速自動変速ミッションを組み合わせている。

メーカー公表値は最高時速332kmだが、開発段階で時速335kmを記録したと伝えられており、イギリスのスポーツカーの代表格と言える存在。タイヤはピレリPZEROコルサを装着し、高出力エンジンのパワーを確実に路面に伝える役割を担っている。

車両価格は約1億5000万円だったが、台数限定ということもあって、現在も高額で取引されている。

第7位 ランボルギーニ ヴェネーノ「アヴェンタドールを超える市販台数3台のスポーツカー」 355km/h

ランボルギーニの創業50周年を記念して開発されたモデルということもあって、アヴェンタドールをベースにしながらも、最高速度は+5kmとまさにランボルギーニ入魂のスーパースポーツカーとなっている。

基本仕様はアヴェンタドールと同様だが、市販台数が限定3台ということもあって、富裕層マーケットでは10億円近い値段でやりとりされている。カーボンパーツをふんだんに採用しており、1馬力あたりの車重は2㎏を切り、異次元の走りが体感できるであろうことだけは想像できよう。メーカーに1台、市場に3台しかないので、まず見かけることはない車だ。

6位 パガーニ・ウアイラ「9年かけて開発、ゾンダの後継」370km/h

パガーニ・ウアイラ
(画像= PAGANI Webサイトより)

ゾンダをリリースしたことでその名をとどろかせたパガーニだが、ゾンダの後継モデルとして2011年に100台限定で発売したのがウアイラだ。

パガーニでは9年の歳月をかけてウアイラを開発しており、メルセデスAMGとの共同開発による新エンジン、ピレリと共同開発した専用タイプのタイヤなど、まさに最高峰スポーツカーとしての魅力にあふれたスペックを実現している。

最高出力730馬力を発揮するツインターボ付きの6000㏄V型12気筒エンジンを搭載しており、Xトラックス社の7速自動変速を組み合わせているのが特徴。価格は約1億5000万円となっているが、2016年に入り、パガーニの顧客第一号だった故ベニー・ケイオラ氏のイニシャルを付けたウアイラBCが約2億8000万円でリリースされるなど、話題に事欠かないモデルだ。