ITベンチャー社長へ華麗なる転身を果たしたCさん
20代のうちに某外資系金融を退職後、ITベンチャーを創業したCさん。まさにゼロからのスタートではあったが、持ち前のバイタリティーで専門外だったIT・プログラミングを独学でマスターして起業。
その後順調に事業規模を拡大し、ベンチャーキャピタルからの出資も得て、今やその企業の市場価値は相当なものだが、規模を書くと誰だか分かりそうなので割愛。有名なスタートアップの女社長とだけ言っておこう。
金融危機後、これまでのような高給を維持できなくなった金融業界に見切りをつけ、ベンチャーに転職する人が増えた。
しかし企業文化の違いに戸惑い、結局金融に戻る人も多い。外資系金融が「なんぼ儲けた?」とカネが価値判断のすべてなのに対し、「どれだけ社会に価値を与えたか」というベンチャーの熱い情熱についていけないようだ。
高級ブランドで値札を見ずに買い物するDさん
夫婦共に某外資系金融の部長クラス、高級ブランドショップでは値札を見ずに5分で大人買い、膨大なエルメスコレクションを持ち、いつもスタイリッシュなDさん。
しかし、同じく高給取りの夫は銀座のクラブにはまり、ある日夫の愛人が会社に乗り込んでくる始末。夫婦関係は続かず離婚、その後夫婦共に退職し、Dさんは自宅でエステを開業しているそう。
ハッピーリタイヤ後は宗教に没頭のEさん
長く外資系金融人生を歩み、キャリア、人脈、財産も築き上げたEさん。
外資系金融の半端ないストレスから逃れるためか、在職中から宗教の道へ。退職後は宗教活動に没頭し、お札を配ったりお経をあげたり、ビジネスとは距離を置く生活をおくっているという。
最速出世コースから一転の過酷な運命をたどったFさん
群を抜く成績で、某外資系金融東京支社史上、最年少で幹部級に昇進したFさん。
30歳代の女性としては破格の年収を得て、都心の一等地に大豪邸を建設、さらに投資用マンションをいくつも購入した。
「お金はこれ以上必要ないけど、この仕事が好き」と天職に猛進する毎日。子宝にも恵まれ、産休からは即復帰して仕事に穴をあけず、スーパーワーママとしても順風満帆の人生を送っていた。
しかし、ある日突然病に倒れ、闘病もむなしく小さい子供を残し亡くなった。激務とストレスは、知らないうちに彼女の体を蝕んでいたのかもしれない。
高学歴で英語堪能、世界に通用するキャリア、高給と華やかな生活と輝かしい外資系金融女子であるが、日々の努力と激務、ストレスや体への負担も尋常なレベルではない。
代償も覚悟の上で濃い人生を送る彼女たちのバイタリティにエールを送りたい。(ZUU online 編集部)