なぜ今週は株を買えなかったのか?
……と、ここで記事を終わらせてもいいのですが、このままだと連載名に反することになってしまう!と思い、現在1株保有している富士電機<6504>の株価と、前回購入できなかったヤマシナ < 5955> の株価がどうなっているか、SBI証券のサイトから7月7日時点の終値を最後に紹介します。
その前に、なぜ株を買えなかったのか?という点ですが、それにはちゃんとした理由があります。
株について学ぶ中で、株で利益を出す方法には「株を売買する差額で利益を出す(キャピタルゲイン)」と、「株式を保有して配当金や株主優待を得る(インカムゲイン)」という2つの方法があり、株式投資においては前者がメジャーな方法であると知りました。(諸説あり)
株を買う時には、株価が上がり続けている「上昇トレンド」のタイミングで買うのが利益を出すコツとのこと。筆者もいくつか買いたい銘柄を見つけて株価チャートを見ていたのですが、EU離脱の影響も残っているためか、どの銘柄も株価が下がり続ける「下降トレンド」になっており、買った後も株価が下がり続けて損失を出す可能性が非常に高いことがわかりました。
タイミングも投資の上ではかなり大切
連載当初は「ひとまず銘柄を決めて株を買ってから、利益を出すためにあれこれ工夫すること」が利益を出すために必要だと考えていたのですが、「株を買うタイミング」を考えることも、株式投資をする上ではかなり大切なことのようです。
最初から利益を出すことは難しいとしても、「損失が出そうなタイミングで株を買う→やっぱり損失が出た…」となるより、「利益が出せそうなタイミングで株を買う→結果として損失が出た(もしくは利益が出た)」という経験をする方が、目標達成への近道なのではと考えています。
もちろん「これから株を始めたい」と考える読者の皆様にとって、筆者の経験が少しでもお役に立てば、という思いが十二分にありますので、何より、単元株デビューをしたくでウズウズしている筆者ですので、来週中には株価が戻ることを願い、ぜひ購入したいです!
保有している富士電機の株価はどうなったか?
まずは、富士電機の株価から。
7月7日の終値は409円。筆者が購入した時(473円)よりも64円下がっています。筆者が1株ではなく100株買っていたら、この時点で6400円の損失が出ていたということになります。
ここ3ヶ月のチャートを見ても、今後しばらくは買った時より上がることはなさそうなので、1株ではありますが、株価がある程度復活してきたところで売却した方がよいかもしれません。
もしも指値で買えていたら…ヤマシナの株価
次に、ヤマシナの株価を見てみました。こちらは、7月7日時点の終値が54円。もし先週51円で200株買うことができていたら、3円上がっているので600円の利益が出る計算になります。ただし、実際には先週は株価が下がっていないので「もしも」の話です。
過去3ヶ月の下記のチャートを見ると、今後は平行線か少し下がり続ける可能性があります。
株価がほぼ変わらない、または下がり続けるようであれば、今はこの銘柄を買うタイミングではないのかもしれないので、他の銘柄を検討しようと思います。
筆者はこう見る!最近の株式市場は
7月7日終値の日経平均は1万5276円24銭と、前日に比べて102円75銭下がっていました。ここ数日、他の気になる銘柄の株価なども見ていたのですが、1日で十数円~百円以上下がっていた銘柄などもありました。
株式投資市場はEU離脱の影響からまだ立ち直ってはいないようで、市場や投資家の間でも、この先どのようになっていくのかという「先行きの不安」が強いようです。7月8日夜にアメリカの雇用統計が発表されるため、発表までは取引を控える投資家も多いようです。8日の発表では、農業部門以外の就業者数が前月より28万7000人増加したことがわかりました。予想を大きく上回る数字だったため、来週の株価にどう影響するか期待です!株価よ戻って…!
株を買う時の参考として、世界の情勢や動きも、まめにチェックしていきたいと思います!(続く)
Y子
大学卒業後、出版社勤務等を経てフリーライターに。インタビューや取材、記事制作などを行う。20代の終わりが近づき、ただ漠然と貯金をすることに疑問を感じ「投資」に関心が出てきた。
(提供: DAILY ANDS )
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