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(写真=PIXTA)

不動産投資の物件選びの際、交通利便性などの立地条件、周辺環境などと並んで重要な要素が「間取り」です。購入前に知っておくべき、投資物件ならではの間取り選びのポイントについて考えてみましょう。

周辺エリアで需要のある間取りかどうか

近年、未婚の単身者の世帯は急増しています。単身者はいつでも身軽に引っ越しできる賃貸を選ぶことが多いため、都市部のワンルームマンションの賃貸需要が増加傾向にあります。

ワンルームはファミリータイプの3LDKなどの物件に比べて、比較的安く購入できるので、初期費用が抑えられます。また退去後の原状回復工事の費用も少なくて済むので投資効率がよく、投資初心者には最適でしょう。飲食店や商業施設が豊富、駅近エリア、周辺に大学があるなど、学生や単身者の賃貸需要が見込めるならばワンルームはいい選択といえるでしょう。エリアによって、そこに根差した賃貸需要があるのです。

また、夫婦共働きのDINKS世帯や同棲などの二人暮らしには、1LDK・2DK・2LDK、ファミリーであれば3LDK以上といった間取りに需要がありますが、最近は部屋数よりも居室の広さを重視する人が増えており、ファミリーにも広めの2LDKも人気です。

この層は、家賃と同程度の支払いでローンを組めることから、自宅を賃貸ではなく購入するケースも多いです。前述のワンルームマンションを購入しようという単身者は多くありません。物件を手放す際は、ファミリータイプの3LDKや2DKのほうが実需物件として売却しやすいのがポイントです。

単身者にターゲットを絞り込みワンルームを選ぶか、間口を広げて2LDKあるいはファミリータイプにするのか、自分の投資計画の見通しを立て、周辺相場や市場状況を調べた上で、需要のある間取りを検討しましょう。

畳数効率の良い間取り

マンション購入者の失敗談で特に多いのが、購入後の広さに関する認識のギャップです。

物が置かれていないと広く見えていた部屋が、家具を設置して住み始めてみると、狭く感じたり、不具合があったりするようです。間取り図にある畳数は、「壁芯」といって壁の中心線で囲まれた面積なので、数字上の広さと、実際に感じる広さに差異が生じます。「10畳」と記載されていても実際に畳が10枚敷けるわけではないという点に注意が必要です。

また、同じ専有面積でも通路部分が多いと、居室の有効面積が狭くなり間取りの効率は悪くなります。「LDK16畳」の部屋でもキッチン3.2畳、通路部分・廊下が含まれていると、差し引き8畳程度というケースもあります。

専有部分、特に一番広さのあるLDKに、通路や廊下となるスペースが少ない間取りを選ぶのがポイントです。