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(写真=PIXTA)

どうやって資産を運用すればいいのか1人で悩んだ揚げ句、自己流で解決しようとしている人は少なくありません。また勇気を出してお金の専門家に相談しに行こうとした時に、何を聞けばいいのか、事前に何をしておくべきなのか、分からない人も多いでしょう。

IFA(独立系フィナンシャルアドバイザー)との相談を効率的にするために、事前に準備しておくべきポイントをおさえておきましょう。

1. ライフプランをたて、人生の計画表をつくってみる

まずお金の流れを知るために、ライフプランをたてておきましょう。ライフプランとは、あなたの人生における計画表のことです。家をいつ、どのくらいで購入するのか、子どもは何人くらいでどんな教育を受けさせるのか、自分や配偶者はいつまで働くのかといったものが主な内容です。

そこに資金計画も記載すると、なおよいでしょう。そうすれば、老後までに必要な費用や収入予測のシミュレーションが可能です。生命保険に加入している人であれば、相談時に作成してもらっているかもしれません。

2. 資産の棚卸しや資産運用の目的を考える

現在の資産の把握も欠かせません。銀行に預けている定期預金、普通預金のほか、自社株も含めた株や債券、投資信託、そして老後資金にかかわる確定拠出年金などの保険内容も把握しておきましょう。どの程度の余剰金があり、どのくらい運用にまわせるのかの目安を自分なりに持っておきましょう。

資産運用の目的があると、おのずと運用期間が定まり、案内される商品が決まります。たとえば「子どもの大学就学時の教育資金を貯めたい」という目的があるとします。子どもが現在8歳だとすると、大学に入学するまでの期間である10年先までの資産運用を検討することになります。

また40代の相談者が「老後資金を増やしたい」という目的を持っているなら、20~25年先の定年退職までの期間を考えることになります。逆に目的やゴールがないと、効率的で最適な相談、資産運用は実現できません。