日本と海外各国の金利差に注目
ご存じのとおり、日本はマイナス金利の状態が続いています。国内銀行の定期預金の金利は、期間や預金額によっては0.1%以下となるケースも多くなっています。一方、海外には日本と比べて金利の高い国も存在します。当然その国の金融商品を利用すれば、日本よりは高い利息が得られる場合があります。金利はすべての金融商品のバロメーターで、世の中には金利を無視した金融商品はありえないといっても過言ではないのです。
これほど重要な意味を持つ金利を正しく認識し、常に世界の金利に敏感になっておくことがとても重要です。
● 為替差益を得られる場合がある(もちろん差損もある)
上記と関連しますが、外国への投資もしくは外貨建て金融商品は、多くの場合「為替相場」の変動による影響を受けます。これを利用すると「為替差益」と呼ばれる利益を得られることがあります。
外貨預金を例にとって考えてみましょう。為替相場が1ドル=100円の時に、10万円分の日本円を1,000ドルに換えて預金したと仮定しましょう。その後、もし相場が1ドル=120円となったら、預金額は日本円に換算すると12万円と金利分になります。このうち2万円が「為替差益」です。しかし、購入時よりも円高に振れるケースも当然ありますので、そのケースでは為替差損が発生します。
時間分散もはかろう
最後に、大切なことは資金の投入時期です。これに関しても、やはり分散することが安全です。時間を分散して買うということは、積み立てする感覚で毎月コツコツと同じ金額で同じ銘柄を買っていくことです。この方法を「ドルコスト平均法」といいます。
たとえば毎月3万円ならば、日本株投信に1万円、先進国株投信に1万円、新興国株投信に1万円というように3本の投資信託を買い続けるのです。また銘柄分散を考えると、株式に債券を加えるなどしていくと分散効果は高くなります。
これから先のマーケットの状況は誰にも予想できません。そんなマーケットに対しては、コンスタントに積み立てをすることが、最も安全に資産を増やしていく方法といえそうです。(提供: IFAオンライン )
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