ジョージ・ソロス,ヘッジファンド,欧州
(写真=Thinkstock/Getty Images)

ジョージ・ソロス氏、ドナルド・サスマン氏といった著名投資家と、ベテラン・アセットマネージャーによる新たなファンド「グレン・ポイント・キャピタル」の誕生が、内部の事情に詳しい関係者の話から明らかになった。

両者からの資金を含めすでに20億ドル(約2027億6000万円)の資金が調達されており、昨年から低迷中の欧州ヘッジファンドに新風を送りこむ期待の大型ファンドとなりそうなほか、凄腕マネージャーによる新ファンドが続々登場しそうだ。

サルスティ氏「ヘッジファンドの中間地帯が狙い目」

グレン・ポイント・キャピタルを立ち上げたのは欧州最大規模を誇るアセット・マネージメント会社、ブルーベイ・アセット・マネージメントでキャリアを積んだ、ニール・フィリップス氏とジョナサン・ファインマン氏だ。

ブルーベイ・アセット・マネージメントは2001年の設立後、2010年にロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)に買収され、現在はRBCの傘下として事業を展開しているが、フィリップス氏とファインマン氏は欧州ヘッジファンドの低迷を払拭する意図で、新たな可能性に賭ける道を選んだ。

昨年は欧州ヘッジファンドのハズレ年。運用成績の低迷に加え規制コストが増すなど、資金調達のハードルがあがり、閉鎖が相次いでいる現状だ。運用資産1万ドル(約1億138万円)以下のファンドにとっては、試練の時期に突入している。

大手ファンドが巨大化し小規模ファンドが苦戦を強いられている現在、「ヘッジファンドの中間地帯が狙い目だ」と、年内に2億ドル(約202億7600万円)の運用資産でファンド立ちあげを予定しているエガードン・キャピタルの元マネージャー、マルチェロ・サルスティ氏は見ている。

その言葉を裏付けるかのように、新生ヘッジファンドがずらりとラインに並んでいる。昨年末に顧客からの預かり資産を全額返還して世間を驚かせた英ブルークレスト・キャピタル・マネジメントに勤務していたテジ・ジョハー氏が、金融機関から運用資産を調達したと報じられている。

ほかにも米ファラロン・キャピタル・マネジメントの元マネージング・ディレクター、ミカエル・ブラントバーグ氏や英LMRパートナーズの共同設立者、アンドリュー・マニュアル氏なども、自らのヘッジファンド立ちあげに奔走している。

2017年はベテランマネージャー軍団による、ヘッジファンド・ラッシュが到来しそうだ。(ZUU online 編集部)

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