目次

  1. ジョージ・ソロスの投資事例
  2. ペルー、チリ、エクアドルなどで3年間に5000室拡大
  3. 「ブラジル以外のラテンアメリカは投資の穴場」フクスCEO

ジョージ・ソロスの投資事例

【第1回】【第2回】ではジョージ・ソロスの発言にスポットライトを当ててきたが、この【第3回】では実際にジョージ・ソロスが投資した事例について紹介する。その対象は南米の企業で、社会情勢が不安定な地域である。

ソロス氏は今回の事例で紹介する企業だけでなく、南米の経済復興に期待しているようだ。

ペルー、チリ、エクアドルなどで3年間に5000室拡大

ソロス氏が大金を投じた先は、2003年の創立以来急激な成長を見せているアルゼンチンのFën Hotelだ。ラテンアメリカを中心に2つのホテルブランド(「Dazzler」と「Esplendor」)を展開し、現在28店舗を所有している。Dazzlerは11都市・15店舗、Esplendorは13店舗となっている。(2018年12月5日現在)

Fën Hotelは2015年から本格的に米国全土での事業拡大に乗り出している。その一方でソロス氏の投資金を元手に、3年間にわたってペルー、チリ、エクアドルを含むラテンアメリカで、合計5000室に相当するホテルチェーンを増やす予定であった。

「ブラジル以外のラテンアメリカは投資の穴場」フクスCEO