読者のみなさんは、どんな生命保険に加入していますか? 生命保険に入ったまま放置していませんか? 賢く活用しなければもったいないですよ。

「え? 賢く活用?」
「でも、生命保険って死亡や入院時などに備えるものでは?」

多くの人がそう考えがちです。しかし、生命保険の多くには無料で使える「付帯サービス」があります。この付帯サービスには日常的に役立つものも多いのですが、意外と知られていないようです。

今回は生命保険の様々な「付帯サービス」を紹介しましょう。

「付帯サービス」ってどんなサービス?

付帯サービスとは、文字通り各保険会社の裁量によって提供されているサービスです。すべての保険会社が実施しているわけではありませんが、生命保険協会に加入している約半数以上の会社が、様々な付帯サービスを提供しています。

たとえば保険の更新などでポイントやマイルが貯まり、特定の商品などに交換できるポイントサービスがあります。スポーツセンターや旅行、レンタカー、映画館、ショッピング、ホテルなどで利用できる割引サービスもあります。

注目したいのは「24時間電話健康相談サービス」や「セカンドオピニオンサービス」です。先日、私はこの2つのサービスを多くの保険会社を通じて提供しているティーペックに取材する機会を得ました。

「24時間電話健康サービス」は、とっさの応急処置やいま悩んでいる病気のこと、薬についての情報など、健康についての様々な相談に対応しています。ティーペックによると利用者の多くは20代、30代の女性で、相談内容は子供に関することが多いそうです。

やはり、初めての出産で子供を授かったお母さんの中には、お子さんの健康について分からないこと、不安なことが多いようです。「24時間電話健康サービス」はそんな悩みにも対応しています。ほかにも健康全般に関する相談にも無料で対応していますので、利用しない手はないですよね。

専門医が様々な疑問や悩みに応えるサービス

「いま、病院で受けている治療で本当にいいのだろうか? ちょっと心配」
「手術を勧められているのだが、本当に受けていいのか?」
「ほかに良い治療法はないか?」
「違う医者の話も聞いてみたいのだが……」

そんな疑問を抱かれる人もいることでしょう。医者の言われるままに治療を受けて良いのか、心配ですよね。そんなときに役に立つのが「セカンドオピニオンサービス」です。

「セカンドオピニオンサービス」とは、たとえばがんなど専門性を要する病気で、現在受けている主治医とは別の専門医による「第2の意見」を聞くことができます。

ティーペックによると相談者は、40代の女性と50代60代の男性が多いとのことです。相談内容で多いのは、がんに関する悩みです。「手術を勧められたが、他に方法はないのか?」「別の専門医の話を聞きたい」など様々な悩みや疑問に対応します。面談による対応となりますが、同社では今後電話によるサービスも提供する方向で準備を進めていると言います。