11月21~25日の東京株式市場は上値追いとなった。米国株の上昇に加え、為替も円安歩調となったことから、日経平均株価も4営業日連続高となった。

今週は名実ともに12月相場に入る。目先的には、30日のOPEC(石油輸出国機構)総会や12月2日の米雇用統計といったイベントを控える中で、日経平均株価が1万8000円台を維持できるか注目される。

目立つ製造業の中小型株

それでは今回は、東証1部で「25日移動平均からプラス方向にかい離率の高い」銘柄をみていこう。

(1)安永 <7271> 530.68 +65.26
(2)アイロムグループ <2372> 1072.27 +61.34
(3)東京テアトル <9633> 127.96 +59.42
(4)タカタ <7312> 396.52 +55.35
(5)日本アジア投資 <8518> 354.23 +42.28
(6)カルソニックカンセイ <7248> 1251.41 +41.44
(7)エンシュウ <6218> 73.40 +37.60
(8)エーアンドエーマテリアル <5391> 103.84 +32.90
(9)ナカノフドー建設 <1827> 454.44 +27.19
(10)トーヨーカネツ <6369> 255.28 +26.92
※銘柄、証券コード、25日移動平均、かい離率の順

業種別でみると輸送用機器が3銘柄、機械とサービスで各2銘柄がランクインしている。また、日経平均株価が上昇する中で、中小型株のプラス方向へのかい離が目立つ。