インカムゲイン,キャピタルゲイン
(写真=PIXTA)

株をこれから始めようと思う時に、横文字の用語の多さに参ってしまうという人もいるだろう。用語を知らなくても利益を上げている人はいるものの、やはり最低限の用語は押さえておきたいところである。今回は、最も基本的な用語の一つである「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」について、今更聞けない基本的な部分から解説をしていく。用語は、一度理解してしまえば、一生使える知識になる。ぜひ、基礎からきちんと理解を進めて欲しい。


インカムゲインとは

インカムゲインとは英語では「income gain」である。incomeは定期的に入る収入、所得という意味である。gainは「手に入れる」という動詞として知られるが、ここでは名詞の「もうけ、利益」という意味である。つまり、「定期的に入る利益」というのが元々の意味だ。

資産運用、とりわけ株式投資においては「配当利益」の意味で用いられる。配当利益は、株式を保有し続けることで、「権利確定日」と呼ばれる日に株式を保有している状態であれば、受け取ることのできるものだ。

配当金について、支払うことは義務ではないため、配当を行わず、生み出した利益を次の事業のために利用するという企業もある。

配当金の利率についても、各企業様々である。配当金によるインカムゲインを得たいのであれば、「配当利回り」に注目して、銘柄を選ぶということも必要になるだろう。

キャピタルゲインとは

キャピタルゲインは、英語で「capital gain」と書く。capitalという英語には、様々な意味があるがここでは「資本・資産」という意味となる。gainは先ほどと同様「利益」である。これは、先ほどのインカムゲインのようにそのままの訳では分かりづらく、少し意味を補う必要がある。

資産(インカム)を利用して、得る利益ということになる。つまり、株式で言えば株価の安い時に購入をし、高くなったら売却をする際の「差益」がキャピタルゲインである。株に限らず土地や貴金属など、保有している資産の価格が購入時よりも上昇し得た利益は、キャピタルゲインである。

しかし、購入時点よりも価格が下がってしまった場合には、損失となる。それを「キャピタルロス」と表現する。インカムゲインは、保有していることで定期的な利益を受けるものなので、反対の意味で「インカムロス」とは言わないことも覚えておこう。

信用取引はインカムゲインなの?キャピタルゲインなの?

株式取引には、信用取引というものがある。信用取引は、自身の持っている資産以上の取引ができる仕組みだ。つまり、レバレッジ(てこ)と呼ばれるもので、預けている資金の何倍もの取引が可能になるものである。証券会社に「信用」された人が、自身の資産を担保に証券会社から資金を借りて運用する、と言えば分かりやすいだろう。

そこで得た利益はもちろん、あなたのものになる。しかし、反対にそこで出た損失もあなたのものとなるのだ。信用取引もキャピタルゲインであると言える。ただし、信用取引の場合にもインカムゲインが存在する。信用取引で買い注文をしており、未決済のまま配当金権利確定日に保有していた場合には「配当相当額」を受け取ることができるのだ。

株式投資は、先ほど説明した通り基本的には「安く買い、高く売る」キャピタルゲインが主な取引となる。しかし、信用取引の場合には「売り」から入ることができる。つまり「株価が高い時に売り、安くなったら買う」ということだ。初心者はイメージのしづらい部分ではあるが、証券会社から資金ではなく「株を借りる」と考えれば、分かりやすいだろう。それを「空売り」という。この空売りも「差益」によって利益を出すため、キャピタルゲインという分類になる。

ただし、こちらも売り注文を未決済のまま、配当金の権利確定日を迎えた場合には、先ほどとは反対に「配当相当額」を支払わなければならなくなる。インカムロスという言い方はしないが、インカムゲイン同様保有していることで損失が出るということになる。

資産別インカムゲインとキャピタルゲインの税金比較

実は、インカムゲインとキャピタルゲインでの利益は各資産により、その税制面での取り扱いが異なるのだ。株式以外の資産も紹介していこう。

株式

株式投資における利益は、インカムゲイン・キャピタルゲインともに課税対象である。インカムゲインは「配当所得」、キャピタルゲインは「譲渡所得」と分類される。配当所得には「配当控除」という制度があるので、確定申告により一定額の控除を受けることができる。

FX

FXの場合のインカムゲイン(スワップポイント)とキャピタルゲイン(差益)は、どちらも「雑所得」という扱いになり、課税対象である。確定申告を行い、必要経費をさし位引いた金額に課税される。

不動産

不動産を売却した場合の利益は、キャピタルゲインであり「譲渡所得」として課税対象となる。一定の要件を満たし場合には、特別控除がある。土地や建物などの貸付により収入は、インカムゲインであり「不動産所得」として扱われる。

預金

預金の場合に考えられるキャピタルゲインは、外貨預金による差益がある。その場合は、その差益が課税対象となる。インカムゲインである預貯金などによる金利も、「利子所得」として課税対象である。

これらは、それぞれに控除項目が異なっていたり、課税額の考え方は異なっている。該当する利益がある場合には、国税庁のタックスアンサーで詳細を調べ、必要に応じて確定申告を行って欲しい。

違いを正確に理解しよう

資産運用は、今回紹介したインカムゲイン・キャピタルゲインにより利益を生み出していくことが必須である。どちらにも、メリットデメリットが存在するが、この二つを上手く活用できている人は意外と少ない。投資を始めるにあたって、まずは、これら2つの違いをきちんと把握し、どちらの手法で資産運用を行っていくのかを検討してほしい。(ZUU online編集部)

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