観光地としての日本
2014年2月国・地域別/目的別訪日客数をみても驚くべき数字ははっきりと出ています。前述した中国人の訪日率が70%を越えているという事ですが、そのうちのほとんどが観光目当ての訪日となっています。なんと観光目的での訪日中国人は2013年と比べて138%も上昇しているのが見て取れます。中国人観光客急増の訳は2013年6月に開始された数次ビザ発給です。このビザは中国人観光客に向けたビザで、3年間有効。最初の訪日で沖縄への滞在が条件となっているものなので沖縄を訪れる中国人の数は前年比8割増と急増しているのです。多くの中国人間顧客は買い物を目当てにしているので、大手百貨店や商店街もこれに向けた対策を講じる必要があるでしょう。
大型移住計画 日本政府が中国人の移民を受け入れる
中には中国人移民を受け入れなければ日本の人口が100年後には3分の1にもなってしまうという声も挙っています。中国人が日本に移住する事を希望しているのは確かです。まず中国富裕層は、自国の治安について懸念しています。中国の平均株価は絶頂期に比べると全く延びておらず、それどころか環境汚染問題、貧富の差等、多くの問題が浮上してきました。そんな中国人から見て日本という国の住み心地の良さは比べ物にならないそうです。彼らからすると、なによりも子供の教育環境を一番に考えて移住を計画するので、日本政府によって規制されている安定した教育制度と社会制度に、彼らは魅力を感じていると言われています。
日本の受け入れ態勢は!?
ここまで、いかに中国人富裕層が日本を好んでいるかという事を述べてきましたが、日本の受け入れ態勢はどのようになっているのでしょうか。自国を捨てて日本への移住を計画している彼らにとって一番大事なのは、結局日本政府がそれを受け入れてくれるかどうかという点でしょう。現在日本の政府は、毎年20万人の移民受け入れを本格的に検討しはじめました。その理由は、日本国内の労働力の低下です。女性と高齢者の社会参画計画に合わせて移民の受け入れと労働環境の付与を検討しているといいます。最後になりますが、個人的には移民による労働力向上を検討するよりも、自国の底力を出せるような環境づくりに期待をしています。
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