bridge-53769_640

あなたの身の回りに中国人の方はいますか?また、街中で中国人の方を見かける事はありますか?残念ながら、中国に対する日本を含めた世界各国の目は、引き続き問題視されている貧富の差や、近年では大規模な大気汚染問題等もあり、冷ややかな状態が続いています。

しかし、その一方で中国は親日家が多く、2014年の訪日率は2013年から、70%も上昇しています。この、昨年と比べた訪日率をみると、中国人がトップなので、直近の一年間に最も多く日本を訪れているのは、中国人だという事が言えます。(参考:2014年2月 国・地域別/目的別訪日客数)今回は、なぜ多くの中国人が訪日するのかを見ていきたいと思います。


日本での不動産投資

私の周りにも、中国人を日本に連れて来るという流れをビジネスにしている方々がたくさんいます。だいたい中国の富裕層は自国、中国への投資はもうすでに行っているので、彼らは中国経済に不安を感じた際に、第二の投資先として日本を選択しているのだそうです。投資と言えば、株、FX、不動産、等さまざまな種類の投資があると思いますが、中国人は日本に来て主に不動産投資をするための機会を伺っているという事です。ですから、日本人が開催する日本の不動産投資セミナーなどへの参加はほとんどの参加者が中国人の状態で満員になる事も珍しくないそうです。また、中国人が日本の不動産投資に魅力を感じる点として下記の点が挙げられます。


中国から近い

もちろん自分が買う土地や建物は近くに置いておきたいでしょうし、日本の不動産はクオリティが高いので長期で持つ事が可能で、ここでもやはり日本ブランドが注目されております。日本の不動産を投資対象として見るときに中国富裕層達は、投資物件の建築会社の質まで確認する事もあります。日本の建築業界は東日本大震災を期に人手不足が危ぶまれた業界です。

しかし、震災に耐え抜いた建築物が多い事も世界的に評価されました。人手不足を補うために現在は、海外発展途上国から日本の建築業のノウハウを伝える為に、会社の補助によって外国人を受け入れる事もあります。すでに大手建築会社もこの動きを取り入れているのです。それほど貴重な日本の建築力を誇った建物に、中国富裕層も目を光らせているということが言えます。長期的に見て日本移住を計画するためその他の投資案件ではなく不動産投資ということで、将来自分たちが日本に移住する事ができる体制を整わせたいという意向が伺えます。