先週末は「プレミアムフライデー」ということで16時ころから飲み始めました。やはりまだまだ定着していないのか参加者は少なかったですが、少人数でゆっくりできました。「月末金曜日は無理!」という人も多いですが、月末金曜日は休日という意識で仕事をしていればいいのではないかと思います。

株式市場も先週は木曜日と金曜日に同じような下落を見せましたが、あくまでも決算に絡む動きと思われるので特にここからさらに調整するということでもないと思います。円高気味ということは気になりますが、1ドル=110円を割り込んで円高になるという雰囲気でもなく、理由もなく、持高調整の売りが一巡となればすぐに戻すのだと思います。

米国株が堅調となったことや為替が円安になったことで本日の日本市場は買い先行となりそうです。月末・期末に加えて週末ということでもあり、持ち高調整の売り買いなどで振らされる場面もあるのかもしれませんが、手仕舞い売りが一巡となった感があれば買い戻しやお化粧買い期待などから買いが優勢となりそうです。小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多くなりそうです。

19,000円台はキープできそうだという雰囲気になって来ました。19,000円を意識するところでは買い戻しなども入るということなのでしょう。ただ、逆に上値を買い上がる材料もなく、配当取り後の手仕舞い売りも嵩んで来そうで上値も限定的となりそうです。買い戻しを急ぐ動きが強まれば上値を試すことになるのでしょうが、いずれにしても19,000円台前半での動きが続きそうです。

アルゴナビス清水の投資戦略
(写真=PIXTA)

本日の投資戦略

米国株は軟調、為替は円高ということですが、先週末の引け間際に売られた分は夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物を見ているとあっさりと戻しそうです。先週の木曜日と金曜日に見られたような売りが本日も見られるかどうかというところですが、夜間取引やシカゴ市場で売られていないというところを見ると、に日中の現物株の売り買いも交えて先物主導で売られているということがわかります。そして決算月に絡む動きということであれば、4月に入ったということで先週木曜日や金曜日のような売りが止まるということなのではないかと思います。

いずれにしても目先の持ち高調整の売りということなのでしょうから、特に懸念することもないと思います。為替にしても110円を割り込んでさらに円高に進むという雰囲気でもなく、日経平均は引き続き19,000円水準を中心に19,000円を割り込むと買われ、19,000円を超えると売られるということなのではないかと思います。空売りの残高が減少して買戻しなどが入らなくなると急落という可能性も出てくるのでしょう。

清水 洋介(しみず ようすけ)

証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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