昨日はとても穏やかな天気で久しぶりにゆっくりできたこともあり、休養純分という感じです。ただ、今週はゴールデンウィークに入る前の週ということで波乱もありそうです。今朝も現時点で為替が乱高下となっているのですが、どうやらフランス大統領選挙の結果で予想通りの結果となり、EU(欧州連合)離脱懸念が薄らいだということのようです。
相変わらず、こうしたイベントやニュースに振り回される相場なのですが、結局最後まで見ていると落ち着くところに落ち着くということだと思います。イベントで右往左往しながら結局「お金の流れ」を見ておけばいいだけのことで、どこからどこにお金が流れて、どこの誰が何をしているのかを考えて見れば、株が上がるのか下がるのか、そして動き難いのかなどが分かると思います。
米国市場は軟調、為替も円安一服となったことから売り先行となりそうです。フランス大統領選挙の結果次第では波乱もありそうですが、今回はある程波乱も予想されており、案外どちらに転んでも動かないということなのではないかと思います。今週は日銀の金融政策決定会合などもあり、また、決算発表が本格化するなかでゴールデンウィーク前ということで手仕舞いの売り買いが中心となりそうで、目先の需給だけでの動きとなるのではないかと思います。
18,500円~600円水準でしっかりと値固めとなるかどうかというところです。再度18,200円~300円を試すこともあるのでしょうが、ここで値固めができると今度は19,000円を目指すということになりそうです。好調な決算がいくつか見られれば19,000円を試すことになり、芳しくない決算が2~3見られるとか、円高に振れるということであれば18,200円~300円を試すことになるのでしょ
う。
本日の投資戦略
フランス大統領選挙の結果次第ということになりそうですが、特に問題視されるということもないかもしれません。地政学リスクを取りざたする向きも相変わらず多いようですが、フランス大統領選挙の結果もそろそろ判明するところで為替も円安気味となっており、買い先行となりそうです。
依然として地政学リスクを取りざたする向きも多いようですが、実際に大きな戦争となるということはないと思います。北朝鮮問題は今後もくすぶるのでしょうし、テロへの懸念は残るのでしょうが、特に今、ここで慌てるということでもないと思います。決算発表が始まるところで、好調な決算が期待される銘柄などに注目しておけばいいのだと思います。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
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