今年も連休はじめの4月29、30日に「ニコニコ超会議」が開催される。マスコミも取材に殺到し、大いに盛り上がりを見せることは確実だか、いまだに知る人ぞ知るイベントでもある。ニコニコ超会議とは何なのか。なぜ若者が殺到するのか。その人気の秘密と隠された経済効果とは。

そもそもニコニコ超会議とは

ニコニコ動画
(画像=Webサイトより)

ニコニコ動画(ニコ動)はご存じだろう。株式会社ドワンゴが運営している動画共有サイトである。

無料会員5000万人、有料会員数252万人を超えるわが国有数の動画サイトで、ユーザーがさまざまな動画コンテンツをアップロードし、利用者同士でコメントを付けることができるほか、「歌ってみた」「踊ってみた」などの企画に参加しできるなど、さまざまなユーザー参加機能が人気を呼び、一部外野からはオタク文化と揶揄されながらも、巨大な市場を築き上げている。

ニコニコ超会議とは、そのニコ動が企画・運営する年一回のリアルな巨大イベントだ。毎年ゴールデンウィークの数日間、幕張メッセ国際展示場で大々的に開催されてきた。

当初は「ニコニコ大会議」と呼ばれ、ニコ動画の新機能発表会やユーザー参加の音楽イベントが中心だったが、徐々に規模が拡大し、最近では「ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現」をコンセプトに、大相撲幕張巡業を開催したりプロ野球公式戦と連携したりと、幅広いユーザーを巻き込む総合エンタメ・イベントへと発展している。

さらにここ数年は大手企業が次々とスポンサーとなり、新商品の発表やマーケティングの一環として個々に独自のイベントを仕掛けるなど、若者と企業を結ぶ情報の発信地としても勢いを増しつつある。

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