先週からスタートした3月決算企業の第1四半期(4-6月期)決算発表も先週から徐々に本格化しており、先週末と本日が決算発表前半の山場となります。こうしたなか先週末にはTOPIX500採用の3月決算銘柄で60社を超える企業が決算発表を行っています。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に28日の決算を早速まとめてみました。

まだ第1四半期ということもあって業績予想を据え置く企業も多くみられますが、業績予想を据え置いた企業のなかにも株価が決算発表を受けて大きく上昇するものがみられます。

例えばTIS <3626> や神戸製鋼所 <5406> 、日立 <6501> 、TDK <6762> 、リコー <7752> 、山九 <9065> などでは第1四半期の実績がコンセンサス予想を上回ったことを好感して決算後に株価が大きく上げています。

◆決算集計(7月28日発表分)

◆決算集計(7月28日発表分)2

◆決算集計(7月28日発表分)3

もう一つのヒント

◆明日の決算発表スケジュールは

3月決算企業の第1四半期決算発表が先週から本格化していますが、今週も数多くの企業が決算発表を予定しています。明日はJFEホールディングス <5411> やソニー <6758> 、ホンダ <7267> 、KDDI <9433> などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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