先々週からスタートした3月決算企業の第1四半期(4-6月期)決算発表も先週から徐々に本格化しており、先週末と昨日が決算発表前半の山場となりました。こうしたなか先週末に続いて昨日もTOPIX500採用の3月決算銘柄で60社を超える企業が決算発表を行っています。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に昨日の決算を早速まとめてみました。

まだ第1四半期ということもあって業績予想を据え置く企業がほとんどですが、それでも通期の業績予想を修正する企業も幾つかみられます。

例えばFA関連では安川電機 <6506> やファナック <6954> に続いて三菱電機 <6503> も通期の業績予想を上方修正しています。そのほか日本ハム <2282> や商船三井 <9104> 、JAL <9201> などが上方修正に踏み切った一方で、三井造船 <7003> とヤマトホールディングス <9064> が下方修正に追い込まれています。

◆決算集計(7月31日発表分)

◆決算集計(7月31日発表分)2

◆決算集計(7月31日発表分)3

もう一つのヒント

◆明日の決算発表スケジュールは

3月決算企業の第1四半期決算発表が先週から本格化していますが、今週も数多くの企業が決算発表を予定しています。明日は丸紅 <8002> や三菱商事 <8058> 、マツダ <7261> 、ANAホールディングス <9202> などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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