2017年9月4日11時過ぎに竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:
羊飼いのFXブログ
※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
今週は、RBA(豪)、BOC(加)、ECB(欧)の政策金利発表が予定されており、すべてコンセンサスは据え置き。特に注目なのは7日(木)のECB理事会で、テーパリングの議論を開始するとのアナウンスがあるかどうかが焦点となっている。ユーロ圏の物価上昇基調は弱いものの、失業率、GDP、PMI速報値などの経済指標は軒並み良好。しかし、マーケットでは先週から「テーパリングを告知する時期を先延ばし」するとの観測が広まっており、仮にテーパリグの議論が開始されなかったとしても、ユーロの下値は限定的だろう。
IMF(国債通貨基金)が公表するデータによると、グローバル中銀の外貨準備に占めるユーロの割合は、リーマンショック直後よりも低い20%にも満たない低水準であることから、出口戦略に向けてこの比率も大きく回復すると見られる。
この他、米国の債務上限問題と北朝鮮情勢などのリスク要因にも注意が必要だ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
一週間のボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で108.00~111.00円、ユーロ/米ドルで1.1750~1.2050ドル、ユーロ/円で128.50~132.00円を予想している。
竹内典弘
1990年、カナダ系の銀行へ入行し為替ディーラーとなる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、twitter(@yen20pl)や
西原宏一さんのメルマガ
を通じて情報配信を行なう。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「
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