2017年9月12日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

先週は北朝鮮問題や米国のハリケーン「イルマ」による影響で、米金利が低下し、米ドル/円も下値を攻める場面があった。しかし、警戒されていた9月9日(土)の北朝鮮建国記念日は、挑発行為などがなかったことから、週明けの金融市場は、一旦ショートカバーで米ドル/円も株価も反発している。

ただし、まだ米ドル高・株高へトレンド転換したわけではなく、米ドル下落相場の中休みと見ている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週は注目イベントが少なく、米ドル/円は108~110円のレンジ内での調整相場となりそうだ。

ユーロ/米ドルは、先週のドラギECB総裁の発言がほぼ想定通りだったことで、一度上値を攻めたものの、8日(金)の日足は長い上ヒゲをつけ、後味の悪い引けとなった。オプション絡みのオーダーを見ると、しばらくは1.18~1.21ドルのレンジとなりそうだ。

今週は英国の経済指標が多く、14日(木)にはBOEの金融政策委員会(MPC)が開催される。このところ強い英ポンドの動向に注目したい。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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