2017年10月3日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

米ドル/円は、日本の機関投資家による期初の益出し売りで上値を抑えられていたようだが、それが一段落し、今朝は113円台に乗せて小幅に上昇している。

また、昨日発表された米ISM製造業景況指数は、60台という強い数字となり、米経済は好調のようだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週は6日(金)に米雇用統計の発表が予定されている。ハリケーンの影響を織り込み、悪い数字が予想されているため、ネガティブな材料にはならないだろう。

米ドルの材料として注目されるのが、次期FRB議長の人事。イエレンFRB議長の任期が来年2月に迫り、現時点で有力候補として挙がっているが、タカ派として知られるケビン・ウォルシュ元FRB理事だ。トランプ政権の税制改革は先行きが不透明だが、タカ派な金融政策は米ドル金利上昇と米ドル買いを後押しすることになる。米ドル/円は引き続き堅調推移が予想され、115円方向へ上昇する可能性が高い。

一方、欧州も政策調整に入ると見られ、ユーロ/米ドルは1.15ドル付近までの調整も想定している。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

【編集部のオススメ記事】
「信用経済」という新たな尺度 あなたの信用力はどれくらい?(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
会社で「食事」を手間なく、おいしく出す方法(PR)
年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)